ニューヨーク美容事情vol.3 2009.09.11
Category: General
こんにちは、船井総合研究所ビューティービジネスプロジェクトチームの岸本です。メールマガジン第13号でもお約束していた通り、7月中旬に行ってきたニューヨークの報告を数回(4回位のつもりです)に分けて行います。今回はその3回目。
今後の日本の傾向を読む上で、幅広い意味で参考になりそうな町、ニューヨーク。今回はその中でも、僕がニューヨーク滞在僅か74時間から感じた、"都心部におけるエステと女性の関係について"。
滞在期間中、同行のY社長含めて、僕もニューヨークのエステについては、それなりの期待を抱いてお客として数軒訪問しました。そして、改めて感じたのは"日本のエステ業界の特殊性"。
日本において、ここまでエステ業界が伸張した理由の一つに、"普通の女性"が通うエステ、という考え方があったように思います。普通のOLさんでも、普通の主婦でも通える。だからこそ、脱毛や痩身が必要、という考え方。これが、全く違う。勿論価格的に安価なエステ(といっても1時間98ドル)もあるにはあるのですが、基本的にクラス別にサロンが分かれていて、日本のように"エステといえば大手サロン"というような、業界イメージを代表するようなサロンもなければ、OLさんが通う、といったイメージもない。ここに、消費に対する根本的な考え方の違いを感じるのです。
※"ワタシという自我"を強く持った消費
"日本人はどうして若い女性が似合いもしないのにCHANELやVuittonを持ちたがるんだ?"とは僕の友人スティーブン(アメリカ人、UCバークレー出身のインテリです)の言葉(ちなみに、シャネルファン、ヴィトンファンの皆様、他意はありませんのでご容赦下さい)。ここは随分違いがある価値観で、アメリカやヨーロッパでは"憧れを基準としたクラス違いの消費"が一般化されることはないようです。もう少し分かりやすく述べると、要は、お昼ご飯を300円に抑えて、シャネルを買う、というのは一般的ではない、ということです。
ここが、日本のエステ業界の特殊性を産んでいる根っこのような気がするのです。そして、アメリカやヨーロッパでの消費傾向としてニューヨークから強く感じたのは"消費における自我"。これは、その昔僕の上司だったフランス人S氏(今は有名な化粧品会社の日本法人社長をされています)の言葉で、"○rmaniなんか僕には似合わないよ、フランス人だもん。"。当時、圧倒的に日本ではイタリアンブランドがもてはやされていて、それこそ猫も杓子も岸本も、という感じで挙って高級イタリアンスーツを着ていたものでした。そんな時にこの言葉を聞いたものですから、最初は"やっぱりフランス人は高慢ちき!"と思ったのですが、よくよく考えると、これは哲学だと思い至るようになったのです。つまり、自分に似合うものはコレ、ということを知っていることに対する誇り。
日本人女性が一足飛びにそんな消費傾向になるとも思いませんし、民族特有の考え方にもつながる所なので、同一視するつもりは毛頭ありませんが、最近感じ始めたのがこの"自我を持った消費"傾向を持つお客様をたくさん持っているエステサロンが繁盛しているという事実。
だから、猫も杓子もセルライト!とかみんながやってるケミカルピーリング、といったブーム的メニューでは売上が上がらなくなってきているのでしょう。
これから大切になるのは、メニューと人材、というのは3年位前から申し上げていることですが、特にメニューについては独自性が重要にますますなっていくようです。
今後の日本の傾向を読む上で、幅広い意味で参考になりそうな町、ニューヨーク。今回はその中でも、僕がニューヨーク滞在僅か74時間から感じた、"都心部におけるエステと女性の関係について"。
滞在期間中、同行のY社長含めて、僕もニューヨークのエステについては、それなりの期待を抱いてお客として数軒訪問しました。そして、改めて感じたのは"日本のエステ業界の特殊性"。
日本において、ここまでエステ業界が伸張した理由の一つに、"普通の女性"が通うエステ、という考え方があったように思います。普通のOLさんでも、普通の主婦でも通える。だからこそ、脱毛や痩身が必要、という考え方。これが、全く違う。勿論価格的に安価なエステ(といっても1時間98ドル)もあるにはあるのですが、基本的にクラス別にサロンが分かれていて、日本のように"エステといえば大手サロン"というような、業界イメージを代表するようなサロンもなければ、OLさんが通う、といったイメージもない。ここに、消費に対する根本的な考え方の違いを感じるのです。
※"ワタシという自我"を強く持った消費
"日本人はどうして若い女性が似合いもしないのにCHANELやVuittonを持ちたがるんだ?"とは僕の友人スティーブン(アメリカ人、UCバークレー出身のインテリです)の言葉(ちなみに、シャネルファン、ヴィトンファンの皆様、他意はありませんのでご容赦下さい)。ここは随分違いがある価値観で、アメリカやヨーロッパでは"憧れを基準としたクラス違いの消費"が一般化されることはないようです。もう少し分かりやすく述べると、要は、お昼ご飯を300円に抑えて、シャネルを買う、というのは一般的ではない、ということです。
ここが、日本のエステ業界の特殊性を産んでいる根っこのような気がするのです。そして、アメリカやヨーロッパでの消費傾向としてニューヨークから強く感じたのは"消費における自我"。これは、その昔僕の上司だったフランス人S氏(今は有名な化粧品会社の日本法人社長をされています)の言葉で、"○rmaniなんか僕には似合わないよ、フランス人だもん。"。当時、圧倒的に日本ではイタリアンブランドがもてはやされていて、それこそ猫も杓子も岸本も、という感じで挙って高級イタリアンスーツを着ていたものでした。そんな時にこの言葉を聞いたものですから、最初は"やっぱりフランス人は高慢ちき!"と思ったのですが、よくよく考えると、これは哲学だと思い至るようになったのです。つまり、自分に似合うものはコレ、ということを知っていることに対する誇り。
日本人女性が一足飛びにそんな消費傾向になるとも思いませんし、民族特有の考え方にもつながる所なので、同一視するつもりは毛頭ありませんが、最近感じ始めたのがこの"自我を持った消費"傾向を持つお客様をたくさん持っているエステサロンが繁盛しているという事実。
だから、猫も杓子もセルライト!とかみんながやってるケミカルピーリング、といったブーム的メニューでは売上が上がらなくなってきているのでしょう。
これから大切になるのは、メニューと人材、というのは3年位前から申し上げていることですが、特にメニューについては独自性が重要にますますなっていくようです。




